JAGESでは、地域包括ケアシステム構築に向けて、ボランティア参加意向者が多い地域の把握など、介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)などを戦略的に推進していくための科学的根拠と、共同研究に参加する保険者支援を目的に、全国規模で「健康とくらしの調査」を介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の時期に合わせ3年に一度実施しています。
JAGESでの調査は2010年度から2022年度まで、3年に一度の調査を5回実施し、2022年度調査では全国23都道府県66保険者75市町村の、約26万人の高齢者からご協力が得られました。
JAGESではこれらのデータを活用して健康格差の実態や地域づくりによる介護予防に向けた科学的根拠を提示し、地域包括ケア「見える化」システムのプロトタイプ開発などの研究成果をあげてきました。
JAGESでは、より詳細な地域診断支援と介護予防に関する知見を得ることを目的に、全国の介護保険者や都道府県と共同して、介護予防・日常生活圏域ニーズ調査票と在宅介護実態調査を拡充した全国共通の調査票を用い、2025年秋に大規模調査の実施を計画しています。 つきましては、2025年度「健康とくらしの調査(介護予防・日常生活圏域ニーズ調査)」「在宅ケアとくらしの調査(在宅介護実態調査)」へのご参加・ご協力をいただける保険者を募っております。ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
調査実施にあたり説明会の実施の希望や質問などございましたら、下記問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。
また現在、2025年度調査のお見積り依頼も受け付けております。お見積り希望の保険者は、下記問い合わせ先のメールアドレスまでご送付をお願いいたします。なお、見積もり作成にあたり2週間ほど時間を要しますので、ご了承ください。
【 お問い合わせ先 】
「健康とくらしの調査」は介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の実施時期に合わせて3年に一度大規模に実施する調査になります。前回は2022年度に実施し、次回は2025年度に実施予定です。
地域在住の65歳以上の高齢者
*事業対象者、要支援者、要介護者を含むか含まないかは保険者の意向にそって決定します。
調査票は、1. コア項目、2. バーション項目、3. 市町村独自項目の3つの項目群で構成されています。
コア項目(8ページ)
バージョン項目(4ページ)
市町村独自項目(2ページ)
2024年度は、保険者での調査実施の概算要求のスケジュールに合わせ、JAGESでは説明会の実施や見積書の作成などを実施いたします。上記「お問い合わせ先」より、お気軽にご連絡ください。
メールには①保険者名、②市町村名(保険者名と同じ場合には記載不要です)、③保険者名・市町村名のふりがな、④ご担当者の御氏名・ふりがな、⑤問い合わせ内容(質問事項、説明会実施依頼、見積依頼など)、をご記載ください。追って担当者より連絡させていただきます。
調査を実施する2025年度におけるスケジュールにつきましては、下記2022年度調査スケジュール案をご確認ください。
調査の実施におきまして、参加自治体の皆様にデータのご提供をお願いしております。
JAGESではいくつかの成果物をご提供いたします。その際に必要なデータとなりますので、データ提供のご協力をお願いいたします。成果物につきましては、下記をご参照ください。
1市町村内の小地域比較を簡便にしたもの
他市町村との比較を実施。比較にあたり基本チェックリストから算出可能なリスク8指標、幸福感、3種類のソーシャル・キャピタル得点(社会参加、連帯感、助け合い)の合計12指標を掲載
他市町村と比較してわかる該当市町村の強み指標や課題指標の選定。これらの指標において小地域比較を実施し重点的に介入したい地域の選定と課題指標改善の手がかりを探索したレポートの提供
「在宅ケアとくらしの調査」は在宅介護実態調査の実施時期に合わせて3年に一度大規模に実施する調査になります。上記の健康とくらしの調査と同年度に実施予定です。
在宅で生活しており、更新・区分変更申請を伴う認定調査を受けた要介護認定者
調査票は、1. コア項目、2. 市町村独自項目の2つの項目群で構成されています。
コア項目(13ページ)
JAGESではいくつかの成果物をご提供いたします。その際に必要なデータとなりますので、データ提供のご協力をお願いいたします。ご提供いただきたいデータリストは準備中です。準備が出来次第お知らせいたします。
主要な指標を他市町村と比較した結果のサマリー。