報告書1:「付き添い」のちから 生活困窮者の医療サービス利用の実態および受診同行支援の効果に関する調査研究
生活困窮者や在住外国人など、社会的な困難を抱える人は、受診の仕方がわからない、うまくコミュニケーションができない、手続きが難しいなど、様々な障壁のために医療機関の受診を控えがちになることが知られています。そこで、医療機関の利用が必要な人へボランティア等が一定期間付き添うことで、適切な受診が行えるようにする取り組みが行われています。本事業では、米国のpatient navigation(ペイシェント・ナビゲーション)など、世界各国で進められている「付き添い支援」活動の現状とその効果についての文献調査を行いました。その結果を報告します。国内での取り組みについての報告も掲載しています。
報告書2:生活困窮世帯の子どもに対する支援ってどんな方法があるの? 国内外の取り組みとその効果に関するレビューおよび調査
子ども食堂や児童・生徒への学習支援など、子どもを支える市民の輪が広がっています。子どもたちが、置かれた状況によらず、安心して暮らし、学び、遊び、夢を抱き、成長できる地域社会をどう作っていけばいいのでしょうか。本事業では、生活に困難を抱える子どもたちに対して行われている国内外の取り組みとその効果を検証した文献を調査しました。また、子ども食堂については、一般の人と利用者を対象にした実態調査をおこないました。その結果をお伝えします。さらに、先進的な取り組みをされている自治体、民間組織及び有識者へのインタビュー内容も掲載しています。
厚生労働省社会・援護局ウェブサイト:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/indexshingiother_217472.html
一般社団法人オレンジクロスウェブサイト:http://www.orangecross.or.jp/
近藤尚己ウェブサイト:http://plaza.umin.ac.jp/~naoki_kondo/