日本老年学的評価研究
Japan Gerontological Evaluation Study
 
 
JAGESについて
 
JAGES(Japan Gerontological Evaluation Study,日本老年学的評価研究)は、健康長寿社会をめざした予防政策の科学的な基盤づくりを目的とした研究です。2019年調査には全国の25都道府県の64市町村と共同し、要介護認定を受けていない高齢者を対象に調査を行い、約25万人の高齢者に回答していただきました。全国の大学・国立研究所などの60超の機関に所属する研究者が、多面的な分析を進めています。文部科学省、厚生労働省、米国National Institute of Health(国立衛生研究所)を始めとする多数の研究助成を受けて進められています。

JAGESの研究目的
JAGES概要
 

JAGESの研究目的

世界一の健康長寿を誇る日本の高齢者の実態を多面的に描き出すことにあります。この研究を進めることで、以下の効果が期待されています。

「健康の社会的決定要因」の重要性を示す

健康のリスク因子として、食事・運動・たばこ・飲酒などの生活習慣だけでなく、心理・社会的因子も重要です。所得や教育歴などの「健康の社会的決定要因」を解明する社会疫学研究の重要性を示すことも目的としています。

2「健康格差」の実態を明らかにする

社会経済的要因や地域間における健康状態の格差(健康格差)が、日本の高齢者においてどの程度見られるのかを明らかにしてきました。健康日本21(第2次)で目標に掲げられた「健康格差の縮小」をめざして、健康格差の「見える化」や縮小のための方策の研究にも取り組んでいます。

3  介護予防戦略見直しの方向性を見出す

介護保険制度の見直しに伴い、介護予防が重視されるようになりました。これに伴い、介護予防で注目されるうつ、口腔ケア、低栄養、転倒歴や生活習慣、閉じこもり、それらの背景にある不眠、趣味、虐待、世帯構成、地域組織への参加や社会的サポート、就労、さらにソーシャル・キャピタルなどにも注目しています。 特に、これらの因子と社会経済的地位(SES)との関連、また地域差に着目した分析を進めています。
要介護状態や死亡のハイリスク(危険性が高い)者をスクリーニング(ふるい分け)する戦略ではなく、環境要因に着目し、ハイリスクでない人達も含めた地域住民全体を対象とした予防戦略の必要性を明らかにしています。
さらには、市町村と協力して地域介入研究にも取り組んでいます。
 

JAGESの3つのミッション

JAGESの3つのミッション
 

地域共生社会・健康長寿社会づくりに向けた社会疫学的大規模調査

地域共生社会・健康長寿社会づくりに向けた 社会疫学的大規模調査
 

社会疫学的大規模調査

対象
要介護認定を受けていない65歳以上の方
方法
調査票を送付し、回答を得る。
調査の時期/ウェーブ
JAGESでは,同じ時期に同じ基本調査票を用いていくつかの対象地で行われたひとまとまりの調査群を「ウェーブ」と呼んでいます。
ウェーブ参加市町村数郵送配布数回収数回答率 (%)
01999-2000210532705767.0
12003-200418688783957757.4
22006-20079653983976560.8
32010-20113116921511212366.3
42013-20143019369413773671.1
52016-201740*27646919435269.5
*参加市町村数は41ですが、回収済の市町村数は40です。

2003調査データ: 2003-4年に3県15市町村(12保険者)で行われたもの
2006調査データ: 2006-7年に3県9市町村(9保険者)で行われたもの
2010調査データ: 2010-11年に12都県31市町村(25保険者)で行われたもの
2013調査データ: 2013年に14道県30市町村(25保険者)で行われたもの
※1999-2000年に1県2市町(2保険者)で行われたものは予備調査にあたるウェーブ0(2000年調査データ)と呼んでいます。
調査フィールド
調査フィールド
調査票/調査項目(2016年調査)
対象者には16ページからなるA~Hの5種類の調査票冊子のうち、無作為に割り振られた1種類を配布しました。介護予防の関連要因や重要な調整要因を含む、全対象者が回答する10ページ分の「コア項目」と、探索的な項目の5種類が均等割付された2ページ分の「バージョン別項目」を研究分析用項目として用いました。

データの種類
これら各調査で対象者から得られた情報(データ)を集めたものをデータセットといいます。データセットには大まかに以下の3種類があります。
 

地域マネジメント支援システムの開発による
保険者による地域づくり支援

 

地域レベルの評価と事業レベルの評価

評価にも、地域レベルの評価(地域診断)と、事業レベルの評価(通いの場等の効果評価)があり、評価のタイミングも、事業前から、事業中、事業直後、長期的評価などがある。

 
調査の詳細
JAGES HEART
研究プロジェクト

 
プレスリリース自治体での活用例
論文受賞歴
メディア掲載
 
 
PAGE TOP