情報公開文書
令和7年 3 月 25 日
神戸市民の皆様へ
(一社)日本老年学的評価研究機構
「神戸市における新型コロナウィルス感染症流行期の行動変容と
その健康への影響に関する研究」への協力について(内容一部変更)
(一社)日本老年学的評価研究機構(以下、「JAGES 機構」)は、神戸市及び世界保健機関健康開発総合研究センター(WHO 神戸センター)との協力の下「神戸市における新型コロナウィルス感染症流行期の行動変容とその健康への影響に関する研究」(以下、「本研究」)を実施しております。
このたび研究内容に一部変更がありましたので、お知らせいたします。
本研究は、神戸市における新型コロナウィルス感染症流行期にどのような行動変容が起こり、その行動変容が市民の皆様の健康にどのような影響を与えたかを探るものり、分析結果は、神戸市の施策づくりにも参考としていただけるよう神戸市に還元していく予定しておりますので、本事業への情報提供につきまして何卒ご理解いただきますようお願い申しあげます。
1.本研究の目的
神戸市では、平成 30 年に「市民の健康とくらしの調査」を実施し、若年層(20歳から 64 歳)のくらしと健康状態との関連を推量するための有益な調査結果が得られています。
また、平成 28 年、令和元年、令和 4 年には、「健康とくらしの調査」を実施し、高齢者(65 歳以上)のくらしと健康状態との関連を推量するための有益な調査結果が得られています。
そこで、JAGES 機構は、平成 30 年に実施された「市民の健康とくらしの調査」、令和 5年に新たに実施される「市民の健康とくらしの調査」の結果、平成28 年、令和元年、令和 4 年に実施された「健康とくらしの調査」の結果及び「ヘルスケアデータ連携システム」のデータを神戸市から提供を受け、神戸市における新型コロナウィスル感染症流行が市民の健康に与えた影響をより正確に把握し、今後の解決方策検討のために役立てることを目的としています。
2.研究の概要
(1)研究組織・研究責任者
一般社団法人日本老年学的評価研究機構・近藤克則 理事
(職位変更により、代表理事より理事へ変更)
(2)研究課題
神戸市における新型コロナウィルス感染症流行期の行動変容とその健康への影響に関する分析
(3)研究期間
倫理審査委員会承認後(令和 5 年 8 月 1 日)~令和8年 12 月 31 日
(令和 7 年 12 月 31 日までを、令和 8 年 12 月 31 日までへ変更)
(4)研究対象者
①神戸市が 20 歳~64 歳の市民を対象に 2018 年に実施した「市民の健康とくらしに関する調査」の回答者(約 5,600 人)及び、2023 年に実施する「市民の健康とくらしに関する調査」の回答者(約 5,500 人))
※2023 年実施の「市民の健康とくらしに関する調査」は、本研究とは別に神戸市とJAGES機構による共同事業として実施しました。
②神戸市が 65 歳以上の市民を対象に 2016 年、2019 年、2022 年に実施した「健康とくらしの調査」の回答者(2016 年:12,107 人、2019 年:10,668 人、 2022 年:11,070 人)
③2016 年 4 月 1 日~2023 年 3 月 31 日までの神戸市「ヘルスケアデータ連携システム」に登録されている 20 歳以上の神戸市民約 400,000 人
(5)研究方法
本事業に参加する研究者が、「市民の健康とくらしに関する調査」、「健康とくらしの調査」、「ヘルスケアデータ連携システム」のデータを用いて、新型コロナ感染症流行前後のデータを比較することで、20 歳以上の神戸市民において、新型コロナウィルス感染症の流行によりどのような行動変容が起こり、その行動変容が市民の健康にどのような影響を与えているかを把握する。
3.研究に用いる情報の種類
研究に用いるデータは、通常の保健事業及びアンケート調査で収集される以下の既存情報とします。
①医療・介護・健診サービス等に関するデータ
・診療報酬明細書(医療レセプト)データ【国民健康保険・後期高齢者・生活保護】
(患者基礎情報、傷病情報、医薬品情報、診療行為情報、入院情報等)
・介護給付費明細書(介護レセプト)データ(要介護状態、利用サービス等)
・健診・検診データ【国民健康保険・後期高齢者・がん検診】
(基礎情報、健診結果、検査データ等)
・介護認定調査票データ(日常生活自立度、ADL、要介護度等)
・被保護者調査のための行政記録情報(保護受給開始・廃止年月、保護の状等)
・予防接種の接種状況(接種内容、接種回数等)
・転入・転出・死亡日等の異動・喪失事由
② 市民の健康とくらしに関する調査」(2018 年・2023 年)の回答結果
・社会経済状況(家族構成、所得、生活状況等)
・健康状態(健康状態、既往歴等)
・生活習慣(運動、飲食、喫煙等)
・心理状態(うつ、幸福度等)
・医療・健診・検診受診状況
(医療、歯科・口腔、健診・人間ドック、がん検診の受診歴等)
・地域・社会参画状況(交友関係、地域活動等)
③「健康とくらしの調査」(2016 年・2019 年・2022 年)の回答結果
・社会経済状況(家族構成、所得、生活状況等)
・健康状態(健康状態、既往歴等)
・生活習慣(運動、飲食、喫煙等)
・心理状態(うつ、幸福度等)
・医療・健診受診状況(医療、歯科・口腔、健診・人間ドック受診等)
・地域・社会参画状況(交友関係、地域活動等)
④ 国民健康保険被保険者数
・区別、年齢別、男女別の集計
※ただし、②・③のうち、調査結果の研究利用に同意されていない方の回答結は研究に用いません。
4.提供を受ける期日及び方法
「JAGES 機構研究倫理審査委員会」及び、「神戸市保健事業にかかる研究倫理審査委員会」の承認後に、研究対象者の個人を特定できないように匿名化したデータを安全な形で、神戸市から提供を受けます。
5.個人情報の保護及びデータ提供拒否の申し出について
JAGES機構が提供を受けるデータには、対象者氏名等の個人を識別できる情報は一切含まれません。
なお、今回の研究への協力をご了承いただけない場合には、連絡先あてお申し出をいただければ提供対象から除きます。また、「市民の健康とくらしの調査」及び「健康とくらしの調査」回答時に、あらかじめ研究利用に同意しない意思を示された方の同調査回答結果は、研究への利用はいたしません。その場合でも市保健事業等の実施に際し申出者に対する不利益は生じませんのでご安心くだい。
(令和 5 年に実施した「市民の健康とくらしに関する調査データ」については令和 5 年 11 月中旬以降、その他のデータに関しては令和 5 年 9 月以降は、利用拒否の申し出に応じられない場合があります。)
6.研究組織
・研究実施機関
一般社団法人 日本老年学的評価研究機構:研究代表者 近藤 克則
・共同研究者所属機関(研究実施・データ保管場所)
-京都大学:研究責任者 近藤尚己
-東京医科歯科大学:研究責任者 相田 潤
-日本福祉大学:研究責任者 斉藤 雅茂
-東京大学:研究責任者 高木大資
-筑波大学:研究責任者 辻大士
-千葉大学:研究責任者 近藤 克則
・情報の提供のみを行う機関
機関の長:神戸市長 久元 喜造
取扱責任者:健康局政策課長 渡辺 元樹
お問い合わせ先
本研究に関するご連絡、ご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせください。
情報提供拒否のお申し出
部 署 神戸市健康局政策課
住 所 〒650-8570 神戸市中央区加納町6丁目5番1号
電 話 078-322-5431
E-mail:hcd@city.kobe.lg.jp
*神戸市情報公開文書:
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/53956/who.pdf
本研究内容に関するお問い合わせ
氏 名 近藤 克則
所 属 (一社)日本老年学的評価研究機構(JAGES 機構)
役 職 理事(代表理事より、理事へ変更)
住 所 〒277-0814 千葉県柏市正連寺 394 番地 11 中央 133 街区 6
電 話 04-7157-0996
E-mail:jages-office@jages.net