世界保健機関西太平洋事務局(WPRO: World Health Organization Western Pacific Regional Office)が毎年開催している年次総会である第73回WHO地域委員会に、JAGES機構がオブザーバーとして招待されました(ウェブ参加)。
これを受け、第73回委員会の議題の一つにプライマリー・ヘルス・ケアと、高齢化問題の進捗報告があったことを踏まえ、この2点に関して代表理事の近藤克則が声明を寄せました。同声明では、高齢者の環境や状況に関わらず継続的な社会参加が健康には重要であること、ソーシャルキャピタルの醸成や高齢者の孤独・孤立を防ぐために高齢者が活躍できる場を継続的に提供することが重要であることなどを述べました。
また、今後もどのような環境などが高齢者の健康維持に必要なのかのエビデンスを出すためには、社会的決定要因に着目した縦断データを自治体、地域住民、研究者らが協力して構築することが重要であることを述べ、こうした環境整備に向けて引き続き西太平洋地域においてWPROとの協力を進めていくことを述べました。
近藤克則によるJAGES機構の声明文
https://rcm.wpro.who.int/NSAstatements/rc73/docs/RC73_Statement_Agenda_15.2%20JAGES.pdf
各参加機関の声明一覧
https://rcm.wpro.who.int/NSAstatements/rc73/agenda.aspx