JAGESでは近年、行政などから医療費・介護給付費のデータを受領し、質問紙や健診などのデータとリンケージした分析を行う機会が増えてきました。このような分析は、公衆衛生や疫学分野における学術的新規性・意義に優れるのみならず、疾病・介護予防分野のSocial Impact BondやPay For Successといった成果連動型の契約事業の評価にも活用できるため、社会的な意義も今後ますます高まることが予想されます。そこでこの度、医療費・介護給付費分析のスペシャリストである慶應義塾大学の後藤励先生、加藤弘陸先生、国立長寿医療研究センターの大寺祥佑先生をお招きし、国内外の医療費分析の歴史や到達点、今後の課題など、この分野の概要をご解説いただくとともに、JAGESにおける医療費・介護給付費分析の実際や解析方法の実践例をご紹介いただきます。初学者大歓迎です!