従来の民間委託方式では、成果の大きさでなく役務に対して報酬が支払われたのに対し第三者評価された成果の大きさに応じた成功報酬が支払われるのが、PFS(Pay For Success、成果連動型民間委託契約方式)である。 成果を大きくしようと創意工夫が促され、費用対効果も向上し、ワイズスペンディングが可能になるとして、内閣府が成果連動型事業(PFS)推進室を設置して導入を進めてきた。モデル事業を経て導入に至ったPFSの中間・最終評価の結果が公表されはじめている。 そこで、本シンポジウムでは、内閣府PFS推進室、実際にPFSに取り組んだ岡山市と豊田市、豊田市で中間とりまとめ組織を担ったドリームインキュベータ(DI)、第三者評価を担った日本老年学的評価研究(JAGES)機構のそれぞれの立場からのご報告を受けて、「PFSの可能性と課題」について論議したい。