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『介護予防政策 サポートサイト』は、地域ごとの要介護リスクや高齢者のニーズ、介護予防に資するリソースを「見える化」することで、介護保険担当者の方が自治体の現状や課題を把握し、有効な介入施策を立案・実施・モニタリング・評価することを支援するためのサイトです。
介護予防政策の立案・実施に必要なプロセス「課題の設定」「政策・方針の決定」「プログラムの実施」「効果評価」
介護予防政策には「課題の設定」「介入施策の立案」「プログラムの実施」「効果評価」という一連の流れがあります。これらの各プロセスを直線的にではなく、循環的に進めていくことにより、中・長期的な視点での介護予防の推進や健康格差の是正に取り組むことが大切です。
重点課題を設定する
厚生労働省の介護予防事業報告データやJAGESプロジェクトのデータを使って、要介護リスク者が他より多い課題を特定します。当該自治体の数値だけではなく、他の保険者(市町村など)などと比較して問題を洗い出し、優先的に解決すべき課題を設定できます。
地域診断の結果を見る
重点課題を設定する
重点対象地域を設定する
重点課題が決まったら、つぎは重点支援対象地域を設定します。要介護リスクは、同じ自治体の中でも地域によって大きく異なることが珍しくありません。そのため、より高い成果をあげるためには、対象地域を絞り込むことが必要です。JAGES調査に参加、またはニーズ調査データをご提供いただければ、小学校区間比較ができるようになるため、より効果的な政策の立案が可能となります。
小学校区間の比較と指標間の関連を見る(認証が必要です)
重点対象地域を設定する
介入施策の立案・プログラムの実施
設定された課題と相関の高い要因や、高齢者のニーズ等を参照しながら、介入施策を立案します。JAGESプロジェクトの調査データを使えば、高齢者のニーズだけではなく、課題解決に必要なリソース(資源)も詳しく分かります。「JAGESプロジェクトの研究の主な成果」や「まちづくり事例」などから、政策立案の手がかりが得られます。
介入施策の立案・プログラムの実施
政策による効果を評価する
中・長期的に介護予防を進めるためには、施策の効果を評価することが必要不可欠です。JAGESプロジェクトにご参加いただき、3年毎に調査をすることで、政策の効果を検証することができます。
政策による効果を評価する
JAGESプロジェクトの流れ
  1. ニーズとリソースの把握 要介護認定を受けていない一般高齢者を対象として要介護リスク要因の調査を行い、保険者・生活圏域別の介護予防ニーズと使えるリソースを把握します。
  2. 危険因子の解明 個人を追跡する縦断調査によって、どのような人が要介護状態になりやすいのかを分析し、危険因子を解明します。
  3. 効果の評価 介護予防事業参加者と非参加者の比較や、他の保険者や生活圏域などとの比較によって、介護予防事業の効果を評価します。
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